オムロン京都太陽株式会社では、一人ひとりの能力を最大限に引き出せるよう、障がいの程度や内容を把握し、安全性はもちろん効率と生産性も兼ね備えた、誰もが働きやすい環境づくりに努めています。
作業者の特性にあわせた生産治具や補助具、半自動機を、障がいのある技術者が中心となって社内で設計・製作するなど、障がい者自らが改善を行い、自分たちのできる仕事の範囲を増やすことで、作業拡大と生産性向上をはかっています。
薄いナイロン袋、小さいワッシャーは、指先に障がいのある作業者は取り扱いが困難なため、自動供給を行い、重度障がい者の作業拡大と生産性の向上をはかっています。
ソケットは比較的簡単に組み立てができるため、重度障がい者でラインを構成しています。また作業工程を細分化する事により、より重度な障がい者が働ける場を作っています。
障がいのある技術者が中心となり、作業者の障がい特性にあわせた生産治具、補助具、半自動機を社内で設計、製作し一人ひとりの能力を引き出しています。
部品点数が多い袋詰めは、ランプとブザーにより、入れ間違いを防止する工夫を行い生産性の向上と品質の安定化をはかっています。
電子部品をプリント基板に実装する生産ラインです。生産設備の関係上、車いす作業者の対応が困難なため、立位可能な障がい者が作業しています。
現在6ラインで約400種類の製品を生産しています。多品種小量生産を効率よく行うため、IT機器を駆使して作業要領書、部品の選定などを自動化し、生産性の向上と高品質を実現しています。