お客様一人ひとりに安心して製品を使っていただくために、Q(品質)C(価格)D(納期)の改善を行い、顧客満足度を追求しています。様々な改善活動の中で特に注力している活動が徹底3S活動です。
「一人の100歩より100人の一歩」をスローガンに掲げ、全員参加型活動として、自分たちの職場改善にチャレンジしています。
3Sは整理(SEIRI)、整頓(SEITON)、清掃(SEISOU)の頭文字のSをとったものです。
オムロン京都太陽株式会社・太陽の家では、2005年度から、よりステップアップした活動を推進するため、専門家の指導のもと3Sの基本を徹底して学びました。
通常活動以外に、管理職が3Sをする日「管3日」を設けています。管理職自ら率先垂範する事で、全員参加の活動につなげています。徹底3S活動を通じて、人材教育、社内風土醸成を図っていきます。
太陽の家京都事業本部 総務課のキャビネットは、ファイルがぎっしり詰め込まれ、ファイルの形や資料の分類、さらには表示も統一されておらず、バラバラでした。また、キャビネットからファイルを取り出した人も、どこに戻していいのか分からない状態でした。そこでファイルの形と背表紙の表示を統一し、棚にもファイルと同じ番号を表示しました。
それだけでは分かりにくいため、棚段別に背表紙に写真をプリントし左右のつながりを作りました。 改善後は資料が分類別で並んでおり、棚にファイル番号が表示されているため、戻す場所が分かるようになりました。さらに、背表紙の写真の掲示することで、一目でどこに戻せばよいのかが分かるようになりました。
オムロン京都太陽株式会社の総務課員の予定表を記入するホワイトボードは、立位の人しか書き込めない高さに設置されており、車いす使用者には上の方が届きませんでした。一方、車いす使用者に合わせて低く設置すると、立位の人が書き込みにくい事や下の方が見えないなどで悩んでいました。
そこで、ホワイトボード裏にガイドレールを取付け、ホワイトボードを上下にスライド出来るようにし、上部で固定できるように改善しました。また定期の予定はマグネットシートを作成し貼り付けるだけでよくなりました。
改善後は車いす使用者でもホワイトボードに書き込めるようになり、定期予定はマグネットを貼り付けるだけでよくなり時間短縮にもつながりました。
成果発表会、報告会開催、3S新聞交流などの定期的な活動を基本とし、3S基本行動の徹底を実施していきます。具体的には、3S基準の見直し、管理職からのバックアップ強化、改善評価項目の見直しを行い、活動の活性化を図っていきます。