1985年〜1994年 障がい者の自立へのチャレンジ
1986年、オムロン京都太陽株式会社ならびに太陽の家京都事業本部が事業を開始しました。
障がい者に働く機会を、働く喜びを感じてもらうため、障がいの程度や内容によって出来る事と出来ない事を把握し、出来ない事を出来るようにするために障がい者自らが改善を行い、さらに治工具や半自動機の開発をする事で自分たちのできる仕事の範囲を増やし、障がい者が働きやすい環境づくりにつなげました。
- 1986年 4月
- 太陽の家京都事業本部開所
京都オムロン太陽電機株式会社創業
リレー/センサ付属品袋詰め生産開始
- 1987年 5月
- 初めての従業員同士の結婚式(2組)食堂ホールにて
- 10月
- 京都勤労身体障害者教養文化体育施設「サン・アビリティーズ京都」落成式
- 11月
- むぎの会初めての旅行(大分:車いすマラソン大会 応援)
- 1988年 10月
- 第24回全国身体障害者スポーツ大会(京都開催)
ふれあい演技に50名参加
- 1989年 9月
- ソケットの量産体制確立
- 10月
- むぎの会大旅行(明治村・浜名湖・愛知太陽の家)
- 1990年 1月
- オムロン京都太陽株式会社に社名変更
- 4月
- 太陽の家京都事業本部/オムロン京都太陽株式会社 創業5周年記念式典
- 5月
- 第1回オムロンデー、その後毎年地域の公園清掃等のボランティア活動を継続実施
- 6月
- むぎの会大旅行(長崎:ハウステンボス)
- 1992年 8月
- 「ひまわり」オープンセレモニー
- 1993年 9月
- 主力生産機種のリレー生産終結、センサを主流生産機種とする
- 10月
- 常陸宮殿下、同妃殿下 お成り
- 1994年 9月
- ソケット生産終結、コード加工等を含むセンサ一貫生産開始
1995年〜2002年 グローバル企業へのチャレンジ
地球環境破壊に対する問題意識が高まり、オムロングル―プとして環境活動に取り組むことになりました。オムロン京都太陽株式会社、太陽の家京都事業本部として独自の活動を模索しはじめ、1997年にISO14001を認証取得しました。
社会福祉法人と企業の連携は日本でも初めてであり、生産現場、宿舎棟(住居)にまで審査範囲を広げることで我々の独自性を見出しました。国際基準でのマネージメントシステムを導入し、グローバル企業の一員として責任を果たしました。
- 1995年 4月
- ATM開設(京都中央信用金庫)
- 1996年 4月
- 太陽の家京都事業本部/オムロン京都太陽株式会社 創業10周年記念式典)
- 11月
- 敷地内造成工事
- 1997年 3月
- BVQI ISO14001認証取得
- 1998年 4月
- SPS経営研究所のコンサルを受け生産革新活動を開始
- 10月
- 体脂肪計 生産開始
- 1999年 6月
- パワーサプライ 生産開始
- 9月
- 第5回障害者雇用促進のための職場改善コンテスト優秀賞に入賞(労働省・日本障害者雇用促進協会主催)
- 2001年 2月
- 高円宮殿下・同妃殿下 お成り
2003年〜2008年 自立から自律へのチャレンジ
これまで積み上げてきた経験と実績をもとに、生産運営の新たなチャレンジをスタートさせました。
創業から受託生産方式(※1)で進めてきましたが、2004年からソケット製品の主管工場(※2)として運営を開始しました。
他の障がい者雇用事業所では実施していない事に果敢にチャレンジし、障がい者の自律モデルとしての先駆けとなりました。
※1:受託生産方式:親工場から部品などを無償で供給してもらい、組み立てだけを行う方式
※2:主管工場:製品の材料調達から、製品作り、お客様の問い合わせ、品質における最終責任までを行う
- 2003年 4月
- ソケット等 生産開始
- 2004年 6月
- 主管ソケット 生産開始
- 2005年 1月
- 徹底3S活動開始
- 7月
- BVQI 移行審査(環境ISO2004年版)
- 10月
- プログラマブルコントローラ用電源ユニット 生産開始
- 2006年 3月
- PPI活動開始
- 4月
- 障害者相談支援センターたいよう開所
創業20周年記念式典
工程FMEAの取組み開始
2009年〜2016年 フレキシブル生産へのチャレンジ
生産活動がグローバルに大きくシフトされていく中、われわれの生産活動も大きく変化してきました。大量に作られる製品は海外で生産され、日本国内では難易度の高い製品や、少量しか作られない製品が残りました。われわれは多品種少量生産の工場づくりのため、職場改善、生産改善の人材育成、工程FMEA(品質向上システム)、徹底3S活動(整理・整頓・清掃)などを行い、日本のものづくり工場としての役割を果たしています。また2013年にはISO9001を認証取得することで品質向上に努め、現在は1500機種の製品を生産しています。
- 2009年 1月
- 部品個裝 生産開始
- 4月
- 汎用タイマ 生産開始
就労継続支援A型事業開始(定員60名)
京都福祉ホーム事業開始(定員42名)
- 8月
- セーフティ・ライトカーテン付属品 生産開始
- 2010年 1月
- 端子台 生産開始
京都府より医療機器製造許可証取得
- 5月
- 血圧計 生産開始
- 9月
- 高障機構主催の「障害者雇用職場改善好事例」で最優秀賞(厚生労働大臣賞)を受賞
マイクロタイマ 生産開始
- 11月
- 音声付体温計 生産開始
- 2011年 5月
- Controller Linkユニット 生産開始
- 6月
- 日本設備管理学会の「ものづくり大賞」を受賞
- 2012年 1月
- B型事業 環境科新設
- 4月
- 旧授産施設を就労継続支援B型事業に統合(定員60名)
新電源(4機種)生産開始
- 12月
- 天皇陛下・皇后陛下行幸啓
- 2013年 1月
- ISO9001認証取得
- 4月
- 障害者雇用促進法において企業の障害者雇用率が1.8%から2%に変更
- 7月
- B型事業 総合作業科新設
- 12月
- ソケット一本化ライン稼働
- 2014年 1月
- 障害者特定相談支援センターひまわり開所
デジタル入力・出力ユニット生産開始
- 3月
- HPに360°バーチャル工場見学を導入
- 2015年 2月
- 京都商工会議所主催の「障がいのある人もない人もいきいき社会づくり」のパネリストとして参加
- 4月
- 新型血圧計 生産開始
- 6月
- 品質強化プロジェクト発足
- 2016年 3月
- 工場棟全館の照明LED化完了
- 4月
- 創業30周年記念式典
- 5月
- 京都府より「明日の京都推進特別賞」を受賞
- 8月
- 京都府と連携した「障がい者雇用受入準備セミナー」の定期開催をスタート